第116回例会(2017年7月例会)のお知らせ
梅雨の候、みなさまにはお変わりなくお過ごしのことと拝察いたします。
さて、事務局から7月例会のご案内を差し上げます。今回は、今年3月に『触れることのモダニティ』をご出版の高村峰生先生をお招きして、同じく3月に『情動とモダニティ』を出版された遠藤不比人先生と、互いの著作を批判的に読みあうという刺激的な企画が計画されています。学期末のお忙しい時期とは思いますが、みなさまふるってご参加ください。 例会終了後の懇親会にもぜひいらしてください。7月例会でみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております。
2017年7月例会
日時 2017年7月29日 午後3時から5時30分
場所 青山学院大学 青山キャンパス 17号館4階 17408教室
<シンポジウム>
徹底討論:「情動・触覚・モダニティ」をめぐって
<司会>
秦 邦生 (青山学院大学准教授)
<講師>
高村峰生 (神戸女学院大学准教授)、遠藤不比人(成蹊大学教授)
概要
2017年の春、遠藤不比人『情動とモダニティ―—英米文学、精神分析、批評理論』(彩流社)と高村峰生『触れることのモダニティ―—ロレンス、スティーグリッツ、ベンヤミン、メルロ=ポンティ』(以文社)という二冊の書物が相次いで出版された。西洋モダニズムにおける表象システムの変化を情動論/身体論的な立場から分析したこれらの書物は、どのような関心を共有し、問題を提起しているだろうか。また既存の学問領域に収まらない両書は、どのような横断=侵犯を試みているだろうか。その脈絡で「モダニティ」はいかなる再定義、再歴史化を被るのか。本シンポジウムは秦邦生の司会のもと、両著者がお互いの著作を批評的に読み、それをもとにディスカッションを行う。フロアからの積極的な介入を多いに期待している。